活動報告
- 研修会 視覚障害者と盲導犬について
- 平成25年9月5日
このサイトは、曹洞宗静岡県第一宗務所青年会(第一曹青)が運営しています。青年会会員への情報提供はもちろん、会員以外の方々にもお楽しみいただけるようなサイトになっております。どうぞごゆっくりご覧ください。
2013年9月
先日、スリランカへ旅行した際、宿泊はホテルではなく、知り合いのスリランカ人の家で過ごしました。
朝五時半。寝ている部屋の窓越しから鳥の声がするので、そろそろ起きようかと体を起こし、身支度をしていると、近くのお寺から読経が聞こえてきました。気になって玄関を出ると同時に、家のご主人がミルクティーを作って私に手渡してくれました。鳥のさえずりと読経が流れる中、我々二人はベンチに腰を下ろし、木々に囲まれた庭を眺めながら、暫くゆっくりしていました。
その後、家に入り、家族の皆さんは何をしているのかと言うと、テレビをつけ、お坊さんが説法している番組を観ながら、ミルクティーを飲んでいました。私もそれにならい、穏やかに話すお坊さんのお話に耳を傾けていました。
一日の始まりが、読経と説法。日本ではあまり見られない光景ですが、穏やかに仏光に照らされるようなその一日の始まりが、とても尊く印象的でした。
且緩緩。まぁ、ゆっくり、ゆっくり。あせらず、あわてないで、落ち着いて。
とかく忙しい現代社会。スピードを求められ、ただがむしゃらに動くことが良い事とされているような気がします。
このホームページ『緩歩』は、「緩」い、「歩」と書きます。一歩一歩を大事に、しっかり確かめながら、丁寧に、大切に、生きなさい。そんな思いがこの言葉に込められているのかなぁと、忙しいお盆を終え、まだまだ続く残暑の中、一人考えていました。
(東部K.K.)