このサイトは、曹洞宗静岡県第一宗務所青年会(第一曹青)が運営しています。青年会会員への情報提供はもちろん、会員以外の方々にもお楽しみいただけるようなサイトになっております。どうぞごゆっくりご覧ください。
>精進料理
祖道元禅師の著書の中に世界で最初の料理の指南本と言える『典座教訓』があり、この典座教訓の最後の方に心構えと云うべき心の教えがあります。それが、喜心、老心、大心です。
いわゆる喜心とは喜悦、喜びの心です。自分が仕事等、何事においても、させていただいていると云う、感謝と喜びの心です。
老心とは親が子供を慕う父母の心です。我が子を慕う、いつくしみの心、子供の成長を願う心、果報を求めるためでもなく、富を得ようとするためでもない父母の心です。
大心とは山の如く不動に大海の如く広大に何事にも偏らない不偏の心、特に軽事にとらわれる一心に動揺なく、物、人のすべてを平等に受けいれ差別のない心です。
精進料理はこの三つの心を忘れることなく、その季節に応じた限られた食材を調理法や味付けで無駄なく使った料理です。
大本山總持寺の典座を2001年から2008年までつとめ、現在は静岡県にある専門僧堂、可睡斎の典座をつとめていらっしゃる、小金山泰玄老師を取材させていただきました。取材は老師が總持寺の典座をつとめていらっしゃった時、總持寺にて行わせていただきました。
典座というのは、修行僧や参拝者に出す食事を作っている厨房の最高責任者の事です。
取材の内容は、下のバナーをクリックしてご覧下さい。
それぞれの季節ごとのお料理と、一年を通してお作りいただけるお料理を紹介しています。
ぜひご家庭でも作ってみてください。
各季節のボタンをクリックすると、その季節のお料理が一覧で表示されます。