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>活動予定・報告 >平成15年度の活動 >ブックバンク贈呈式・スタディツアー(11月25日~28日)
平成15年11月25日から28日にかけて会長を団長として総勢7名(内1名は東部教連青年会員)でタイに行ってまいりました。
25日の夜到着し、ホテルに着いた後、ホテル前のレストランで軽く食事。
翌日はスアンプルースラムを視察。スラムの中にあるデイケアセンター(保育園)を訪問致しました。
皆さんに暖かく迎えられ、園児達による歓迎の踊り「トゥクタム」も披露されました。
この後、園長先生よりスラムの現状についての説明がありました。
スラムの住民は主に地方(農村)出身者で日雇い労働やタクシー運転手、トゥクトゥク(三輪タクシー)の運転手等の仕事に従事しているそうです。
スラムの問題としては劣悪な生活環境、麻薬・覚醒剤使用の蔓延、貧困、教育などがあるそうです。
実際にスラムの中を案内して頂きました。電化製品等は一通りそろっているようですが、下水道などが整備されておらず、衛生面ではかなり問題を感じました。
またこのようなケアセンターは各地にあるようですが、保育料として月350バーツ(日本円1.000円)かかり、すべての子供がこういった教育を受けられるわけではないそうです。
この保育園は20年ほど前にSVAの尽力により建てられました。今では公立に移管されているそうです。
昼食後バンコク市内のSVAバンコク事務所を訪問しました。
ここでも丁重なる歓迎を受けました。現地責任者の秦さんのお話をうかがった(左写真)後、ブックバンク贈呈式をさせて頂きました。
実際に自分たちの活動がこうした形で誰かの手助けとなり、新たな交流を生むということを実感し大変感激致しました。
二日目の夜はSVA現地スタッフの方々と会食。ボランティア活動の苦労など貴重な話を伺いました。
三日目は世界遺産アユタヤ遺跡やバンパイン宮殿、日本人町跡等を視察。
深夜便にて帰国致しました。全員無事に行ってまいりました。
タイ特に首都バンコクはめざましい経済発展を遂げ、アジア有数の大都市であり、表面的に見ればそんなに多くの貧困に苦しむ人々がいるなどとは想像できません。
しかし実際には貧富の差が激しく、援助の必要な方々は沢山います。
このような問題に対して我々の力は微力ではありますが、行動をおこし、継続していくことが大事だと思います。