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>曹洞宗の法要 >大般若会
「大般若会(だいはんにゃえ)」は、諸災消滅・病気平癒・五穀豊穣などを祈願して行われます。
多くのお寺はこの行事をお正月に行いますが、それ以外の日でも、特に日付を決めて行われたり、毎朝行うお寺もあります。
法要の前に、散華(さんげ=仏前で花を散らし仏を供養すること)を行い、道場を浄めます。
一番右側のお坊さんが持っているお皿の中に、蓮弁の形に切られた紙が入っており、これを撒きながら本堂内を一周します。
大般若経は全部で600巻もある長いお経なので、何人かのお坊さんで、この600巻のお経を手分けして、いっせいに勢いよくパラパラと繰って全部をお読みしたことにします。これを「転読(てんどく)」といいます。
右の写真は「転読」をしている様子です。
導師は、第578巻の「理趣分」というお経を読みます。この「理趣分」が、600巻の中で一番重要な部分といわれています。