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正岳寺 毘沙門尊天 ~向運財宝~

正岳寺

毘沙門尊天

 当山は蒲山孝順和尚を開山とする。和尚は大満光心禅師の号を勅賜されるほどの高僧で、近隣寺院で和尚を開山とする寺が多い。藤枝の正泉寺、照寺、養源院、高山寺等である。和尚は天正元年11月29日示寂している為、当山はそれ以前に創立されたようである。
 寛政11年本堂建設、天保元年庫裡を建てたが、170年余りを経て昭和41年、東名高速道路通過により移転(旧地より西が150m)。昭和42年4月、阿部良浩和尚代に本堂、庫裡を新築。
 当山の毘沙門天は古来より「小柳津の毘沙門さん」として多くの人に親しまれてきた。七福神の他の神々が笑顔であるのに一人威儀厳然として、右手に如意剣を執り、左手に宝塔をを持ち、身に甲冑をまとっている。
 仏法守護神、勇気の神、転じて商売繁盛を祈る。毎年10月3日は大祭でにぎわっている。

御真言

おんべいしらまんだやそわか

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